ダチョウの卵の殻でできたアクセサリー

ボツワナ特産のお土産を買おうとすると、多くの人が困り果ててしまう。 その位、ボツワナ産は少ない。一番有名なのは、他国に比べ品質が高いと言われる 『編みかご』である・・・が、何てったって、かごはかさばる。できれば、大量に持ち帰り たくない一品である。その上、結構なお値段がする。隊員の身には、ちと辛い。
そんな中、これぞ、ボツワナ!という土産は、意外に身近にあった。 お土産屋でよく見る『ダチョウの卵の殻でできたアクセサリー』が、それである。 サン族の人たちなんかがよくつけていて、見た目は白い石のように見える。
筆者情報によると、どうやら隣国のザンビアや、東アフリカの経済地ケニアなどでも、 この手のアクセサリーは見ないらしく、任国外旅行の際に、お土産にしたら、なかなか 喜ばれた。(余談だが、アクセサリーを、ジャーマンプリント(国内でよく見る地味な布) で作った袋に入れてあげたら、他国の布とはまた違い『渋い布』ということで、意外にも 好評を博していた。お土産に、ジャーマンプリントも良いかも知れぬ。)




作り方
①ダチョウファームなどで、ダチョウの卵を入手する。

②ダチョウの卵の殻を、1~2cm角に切ったものの真ん中にキリで穴をあける。

③できたものを、1本の糸に通す。

④糸に通した殻のまわりを、つめきりで切り、円状に形を作る。

⑤ある程度たまったら、そのままの状態でやすりをかける。

⑥出来たものを使って、ネックレスやブレスレットを作る。ダチョウ殻だけでなく、ビーズが混ざっているものも多い。殻に色を付けたい時には、焼いて色をつけるそうである。

ちなみに、殻が多く使われていればその分だけ、値段は高くなる。 ただし、ハボロネやマウン等の土産屋で買うときには、軽く倍以上の値段はするので要注意。 いずれにせよ、かさばらない&かごより安い&何よりボツワナ産なので、お土産には良いと思う。
※ダチョウの卵について:それ用の卵と政府が管理しているので一般人の入手は困難らしい。また、ダチョウの卵そのものの置物等はお土産やで売っているが、これはボツワナ国外へ持ち出す際はパーミッションが必要になる(レシートを持って野生動物局へ行って5プラ払うともらえる)。 ボツワナではビーズになっていればパーミッションは必要ないとの認識。 ダチョウは保護動物になっていることが多く、こういったビーズになっているタイプのお土産についての認知も低い。乗り換え空港などでイチイチ真面目に喋ると相手によっては混乱するから空港などで聞かれたら「ビーズでできてる」とだけこたえるのが無難。
(このページの情報は旧ハーペウェブをもとに修正しました。)