ツォディロ・ヒルズはボツワナの北西部の平野にある岩山で南部アフリカの狩猟採集民ブッシュマンが描いたとされる壁画がある場所です。わずか10キロ四方に4500以上の岩絵が密集しており、この点、他のアフリカの岩絵群の中でも飛び抜けています。鮮やかなの岩絵群はその芸術的・文化的価値が認められ2001年に世界遺産に登録されました。
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ツォディロ村までの行き方
ツォディロ・ヒルズに行くにはマウンからA3道路をハンチ方向に進みシャカウェ (Shakawe) 方面に向けて右折、A35を北上すると左側に緑のTSODILOという大きな看板があるので左折しオフロードに入ります。35kmほど先にツォディロ村がありその横にキャンプサイトや博物館があるツォディロへの入り口があります。ツォディロ施設内部やメインの道路からはオフロードで、公共の交通機関は通っていません。自力で行く場合は4WDを使う必要があります。または、シャカウェのロッジのアクティビティでツォディロへの1デイツアーを利用する方法があります。(※ツアーの有無を各ロッジに要確認)

シャカウェ宿泊情報
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Nxamaseri Island Lodge >
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キャンプサイトと博物館
ボツワナ国立博物館がこのツォディロ世界遺産エリアを管理しています。エリアへのレセプションでまずキャンプサイトなどへの入場料を支払ってエリアに入ります。エリア内部はオフロードな上、広く、特に地図がないのでGoogleの衛星写真を用意していた方が良いです。
キャンプサイトにはコールドシャワーとトイレがあります。岩山のふもとにあるツォディロ博物館にはガイド達が常駐していて有料で案内をしてくれます。3種類の壁画を巡るトレイルとメイル・ヒルという一番大きな山を登るツアーがあります。道はある程度地図があるものの、非常に分かりにくいのでガイドは必要だと思います。また、丘と呼ばれる低い山ですが、日本の登山道のように整備されていたり、危険箇所にアテンションがついていたりはしませんので靴、服装など装備は万全にしていくことをおすすめします。

Tsodilo World Heritage Site, Site Manager
Tel: +267 87 8025 / +267 686 1852 / +267 397 4616


ライノ・トレイル (Rhino Trail)
一番メジャーな壁画トレイルがライノ・トレイルです。博物館の裏からスタートしてFemale Hill周囲をめぐり、Female Hillの頂上を越えて戻ってくるコースになります。十数カ所のくっきりと残された壁画を見る事ができます。途中、ブッシュマンが住んでいたという二階構造になっている洞窟に入ったりします。二階は小さな子供を外敵から守るために使っていた洞窟になっているのでロッククライミングしないと入れない構造になっています。(所要時間約2〜3時間)


メイル・ヒル (Male Hill)登山
丘という名前ですが山です。南側は切り立った崖で北側に登山道がついています。登山道はついていますがやはり整備が行き届いているわけではありません。山頂からは地平線を一望できます。(所要時間4〜5時間)

(このページの情報は2014年10月のものです)