CKGR(セントラル・カラハリ・ゲームリザーブ)とはボツワナ中央部に位置する巨大な野生動物保護区です。もともとカラハリ砂漠にはブッシュマンと総称される狩猟採集民族が暮らしていました。国の近代化のため定住をしないかれらに定住するよう、野生動物保護のため狩猟を禁止するよう政府が強制し柵をはっている地帯で、人権団体から問題視されている場所でもあったりします。現在も一部のブッシュマンは国の許可を得てゲームリザーブ内部で暮らしています。北部の一帯は雨季に雨がふると動物たちが集まってくるサファリの人気エリアで、内部にロッジがあったりします。
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CKGRへの行き方
3カ所の出入り可能なゲートと出口にのみ使えるゲートが1つあります。一つはクーツェゲート(Khutse Gate)、南部に位置するクーツェゲームリザーブ(Khutse Game Reserve)を通り抜けて入るコースです。二つめはカデゲート(Xade Gate)、ハンチ(Ganzi)方面からアプローチするゲートです。三つめはマツウェレゲート(Matswere Gate)、ラコップス(Rakops)から入るゲートです。四駆×2台でいくのは必須の場所です。写真上はクーツェゲート、下はマツウェレゲートからラコップスまでの道。公共の交通機関で行く事はできません。宿泊やエントリーについては現地ゲートで直接交渉はできないといわれています。事前にボツワナのデパートメント・オブ・ワイルドライフ(ハボロネとマウンにあります)に電話か直接窓口で予約をする必要があります。一部のキャンプサイトについてはハボロネのビッグフットという会社が管理しており、ワイルドライフとは別に予約をとる必要があります。
ボツワナ デパートメント・オブ・ワイルドライフ>
ビッグフット>

また、マウンのサファリ会社はCKGRへのツアーを行っている会社が結構あります。モバイルサファリを発注した場合、動物がみれるのは北部のデセプションパンあたりがメインなので3日くらいでここをまわることになると思います。



動物
クドゥ、ステインボック、ジャッカル、コーリーバスタード、ゲムスボック、スプリングホック、キリン、ダチョウなどがいます。運がよければゾウ、ライオン、チーター、ヒョウ、ワイルドドッグなどもみれるらしいです。写真一番上はマツウェレゲートの目撃情報一覧表です。


風景
ブッシュと砂地、所々に塩湖のような真っ平な平原がみられます。何もない広大な大地です。



ブッシュマン
バペ(Bape)、モラポ(Molapo)を通る道に村が点在しています。村というのは政府が定めた定住地です。通りがかる人にアクセサリーや木工製品、弓矢セットなどを売ってきたりします。言葉は主に彼らの言葉、ツワナ語は流暢でした。英語も少しはなすことができます。モラポはキャンプサイトの運営をワイルドライフが停止しており、いずれなくなるルートになってしまうかもしれません。


キャンプサイト
人気エリアのDeception Pan付近は看板などで指示がありますが、他はどこがキャンプサイトなのかわからないほど何もないです。水が手に入ることはないので水、食料、燃料はかならず計算して多めにもっていかなければなりません。写真はバペ(Bape)のキャンプサイトです。看板すらありません。

(このページの情報は2015年10月のものです)